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 2013年 個展によせて

 


江花道子滞歐新作展の御挨拶
 

 ヨーロッパの伝統的な風景画でも、それを近代的に変形した風景画でも、風景画を描く時には、その現場に赴き、同時間、同方向に対象風景と対峙します。そしてそこでの写生が土台となって、いくつものアイディアが生まれ、次第に作品制作に繋がって行きます。私の数々のヴェネティアのイメージも作品に定着して30数年の月日が流れました。残念な事にローマ市内では驚く事に、市中でイーゼルを立てる事が出来ませんでした。スケッチもままならなかったのですが、近年ようやく許されるようになりました。長い月日がローマで過ぎましたが、晩年になり、ようやくローマシリーズを試みるところまで来ました。風景も大切ですが、そこに生きる人々を描写する事が私の絵の主要なテーマです。日々の生き生きとした生活を画面に取り入れ、表現していく事です。ローマでの制作を御覧いただき、御批評くだいますよう謹んで御案内申し上げます。 

                                   江花 道子

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